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2025.10.15

私がプロのアクリル画家になった経緯

 私は今、大阪を拠点に活動するアクリル画家として、日々作品を描いています。
けれどもこの道は、決して平坦なものではありませんでした。

約10年ほど前、私は2年に1度のペースで3回も入院と手術を繰り返していました。
身体の痛みや不安と向き合う中で、心を落ち着かせてくれたのが「絵を描くこと」でした。
筆を握り、色を重ねていく時間だけは、すべての苦しみを忘れ、心が静かに癒されていくのを感じたのです。

絵を描いているとき、私は自分の原点に戻るような感覚になります。
気づけば、たった30分のつもりが5時間経過していたり、時間を忘れて10時間描き続けていたこともありました。
夢中になるというのは、まさにこのことだと思います。

当時住んでいた大阪市内のタワーマンション26階のリビングの壁は、いつの間にか私の作品でいっぱいになっていました。
そんなある日、「今度は絵画展ができたらいいな」と、ふと心の中でつぶやいたのです。

するとまるでその思いが届いたかのように、ある日突然「女流作家を探しています」という連絡が入りました。
それは百貨店での絵画展へのオファーでした。
人生の不思議なタイミングに、私は“引き寄せの法則”というものを初めて感じました。

そして2017年、初めての個展『戸田順子絵画展』を上本町の近鉄百貨店美術画廊で開催することになりました。
もちろん、初めての展示会。不安もありました。お客様もいないし、売上も心配でした。
見えない存在に「どうかうまくいきますように」と祈るしかありませんでした。

そんな中、まるで天からの贈り物のように、あるお客様が訪れ、なんと5作品を一度に購入してくださいました。
結果として目標の2倍の売上を達成。私は涙が出るほど嬉しく、そして確信しました。
――“見えない力”は本当に存在する、と。
そしてそれ以来、私はアクリル画家戸田順子として、この不思議で美しい力を信じながら、愛と感謝を胸に描き続けています。

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